「ゲーマーじゃないけどビデオゲームのプレイ配信をやってみたい、どうすれば?」とずっと思っている人たちの疑問にお答えします。
以下は誰でもFacebookでゲームプレイ配信を始められるように手順を解説するガイドです。自分のコミュニティとまったく新しい形でつながってみませんか。
筋金入りのゲーマーでなくても、ビデオゲームをプレイする様子をストリーミングするのは楽しいものです。ときには配信内容にバリエーションが欲しいとか、何か新しいことを視聴者と一緒にやってみたいという理由で始めてもよいのです。
では、ゲームプレイ配信を行うためのハードウェア側の準備について解説していきましょう。もちろんテレビやラップトップの画面を携帯のカメラで撮る形でもライブストリーミングはできますが、同じぐらい簡単にもっとよい結果が得られる方法が他にあります。
わかりやすいように、ここからは3つに分けてお話しします。1セクションごとに新しい要素が加わります。さて、とにかく手間をかけずに始めたいなら、まずはモバイルゲームがおすすめです。
Omlet Arcadeを使えばモバイルデバイスから直接ゲームプレイを配信できます。手順はこの動画で見ることができます。
モバイルから配信する際に大切なのは、音声をクリアで高品質にすることです。マイク内蔵のヘッドフォンを使うと比較的きれいな音がとれます。
PC (またはMac)からの配信は、2ステップで行います。
ステップ1: ゲーム映像をストリーミング可能な動画形式で取得する。
ステップ2: 取得した動画をFacebookに接続する。
ステップ1から2への橋渡しとして、ソフトウェアエンコーダーが必要になります。さまざまなタイプがありますが、基本的な機能は同じです。つまり、プレイしているゲームの映像を、Facebookにストリーミングできる形に変換(エンコード)するのです。エンコーダーによっては、オーバーレイグラフィックや特殊イベントアニメーション、オーディオミキサーといった追加機能を備えているものもあります。エンコーダーには非常にたくさんの種類がありますが、よく使われているのはOBS、Streamlabs OBS、XSplit (PCのみ)などです。
これらのセットアップ手順についてはガイドを参照してください。ソフトウェアエンコーダーのダウンロードと、ストリーミングのための設定については「ステップ2」の手順に従ってください。
Facebookでライブ配信を開始するには、こちらの動画を見るか以下の手順に従います。
ソフトウェアエンコーダーを使ったストリーミングにはサーバーURL (ストリーミング映像の送信先)とストリームキー(認証コード)が必要です。どちらもFacebookのLive Producerインターフェイスから以下の手順で取得できます。
ストリーミングを行うページを選択します。
タイトルや説明などの詳細を入力します。
ゲームにタグ付けするのも忘れずに(何をプレイするのか視聴者にわかるように)。
Live ProducerからサーバーURLとストリームキーをコピーして、ソフトウェアエンコーダーのストリーム設定セクションに貼り付けます。
あとはエンコーダーのストリーミング開始ボタンをクリックすれば、Live Producer内にゲーム画面が表示されます。配信の準備ができたらLive Producerの[ライブ配信を開始]をクリックすると配信が始まります。
XboxやPS4、Nintendo Switchからゲームプレイを配信するには、「コンバーター」または「キャプチャーカード」と呼ばれる特別な機器が必要になります。コンバーターにはいくつか種類があり、価格帯も60ドル程度から300ドル以上までさまざまです。ゲームプレイ配信用なら、コンソールからのHDMI信号をThunderboltやUSB経由でコンピューターに送信できれば十分です。例えばElgatoのHD60などが候補になるでしょう。MagewellもシンプルなHDMI - USBコンバーターを作っています。これ以外にも同等の機能を持つキャプチャーカードは豊富に市販されています。
コンソールゲームの映像をコンバーター経由でコンピューターに送ることができたら、上でご紹介したようなソフトウェアエンコーダーを使ってその映像をコンピューターからFacebookに送信します。
注: ラップトップにHDMIポートが付いているからといって、HDMI信号をじかに取り込めるとは限りません。そういう機能を備えているものはごくまれです。通常、ラップトップの内蔵HDMIポートはテレビに接続するためのもので、外部の映像信号を取り込むものではありません。そこでキャプチャーカードやコンバーターが必要になるのです。
ゲームプレイ配信は視聴者の注目を長時間維持するのに優れた手段です。配信者は楽しみながら視聴者と交流し、彼らの記憶に残る場面を作ることができます。前準備が大変そうに思えるかもしれませんが、ここまで数分で目を通したら、あとは上のステップどおりに進めていくだけで、ずっと快適なゲームプレイ配信環境が時間をかけずにできあがります。
*すべての商標はそれぞれの所有者に帰属します。あくまでも例示を目的として提供されています。提携または支持を暗示するものではありません。