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Facebookクリエイターの収益拡大と収益源の多様化をサポート

2021年3月16日

Facebookをはじめとする各種アプリでは、さまざまなタイプや規模のクリエイターによって活気あるコミュニティが築かれています。これをお読みのあなたもその1人です。

Facebookでは、そんなあなたに収益獲得と発展に欠かせないツールとサポートを提供することを目標に掲げています。この記事では、Facebookの取り組みに関する重要な最新情報、今すぐ使えるツール、そして今後の展開についてお伝えします。

2019年から2020年にかけて、月間収益が1万ドルに相当するクリエイターの数は88%増加し、1,000ドル相当の月間収益を上げるクリエイターは94%増加しました。


世界銀行の換算率に基づく購買力平価調整後

Facebookではこれまでに多くのことを達成してきましたが、やるべきことはまだまだあります。そこでこの機会に、Facebookでの新しい収益化の方法をご紹介します。

短尺動画を収益化: あらゆるタイプの動画で収益化が可能になりました。また、ストーリーズでスタンプ広告のテストを開始します。

収益化の利用資格を緩和: インストリーム広告の利用資格の見直しにより、収益化プログラムを利用できる動画クリエイターの数が増えました。また、Liveでインストリーム広告の利用が可能になったほか、有料オンラインイベントとファンサブスクリプションを利用できる国を拡大します。

ファンサポートの拡大を加速: ファンサポートがさらに簡単に利用できるようになりました。スターの無料配布を通じてスターの利用率アップにも取り組みます。

あらゆるタイプの動画が収益化可能に

ライブ動画に、短尺動画に、長尺動画。Facebookではありとあらゆる動画をシェアできます。インストリーム広告の導入以来、Facebookではフォーマットをプリロール、ミッドロール、ポストロール、画像広告の4つに拡大し、Live専用のフォーマットも追加しました。

現在は動画の長さが1分以上あれば収益化できます。広告は、できるだけ視聴の妨げにならないよう、動画の開始30秒の時点で挿入されます。3分以上の動画の場合は、自動挿入によって開始45秒の時点で広告が入ります。これまでは、最低3分の長さがなければインストリーム広告による収益化ができず、広告は動画の開始から1分より後にしか挿入できませんでした。

こうした条件の見直しにより、クリエイターへの支払い額が増え(インストリーム広告の場合、2020年は前年比で55%増加)、あらゆる規模のクリエイターが確かな収益を得られるようになりました。例えば韓国人の料理系クリエイターであるSeonkyoung Longestさんは、2019年末から2020年4月にかけて、インストリーム広告による収益が1か月あたりおよそ50%増加しました。

Facebookでは将来を見据え、現在、短尺動画の収益化に特に力を入れています。今後数週間以内に、Facebookストーリーズにスタンプ風の広告を挿入してその収益の一部を受け取れる機能のテストを開始します。まずは小規模にテストを行いますが、すぐに対象のクリエイターを拡大して、その後はFacebookの短尺動画にも導入していければと考えています。

動画の収益化条件の緩和

収益化できる動画のタイプを拡大したことに加え、Facebookでは、インストリーム広告による収益化をもっと多くのクリエイターに行っていただけるよう利用資格の基準を見直しました。オンデマンド動画でインストリーム広告を利用する場合にページが満たす必要がある要件は、現在以下のようになっています。

オンデマンド動画、ライブ動画、過去のライブ動画の過去60日間の再生時間が合計で600,000分以上あること(各動画の比率は問わない)。

アクティブな動画が5件以上あること(過去のライブ動画でも可)。動画が削除されずに公開されたままとなっており、かつコンテンツ収益化ポリシーを満たしていること。

以前の要件では、3分以上のオンデマンド動画のみがカウントの対象でした。利用条件の変更により、ライブ動画や短尺動画がメインの場合でも、録画コンテンツを収益化しやすくなりました。

ただし、動画を投稿するページ(プロフィールではない)のフォロワーが1万人以上、クリエイターの年齢が18歳以上、対象地域に居住、パートナー収益化ポリシーに定める条件を満たした状態を維持という条件は、引き続きクリアする必要があります。

Liveもインストリーム広告の対象に

全米各地のコメディクラブでの営業で生計を立てていたDena Blizzardさんは、パンデミックの発生を境に、Facebookを使った自宅からのライブ配信へと方針転換を余儀なくされました。それでもLiveでインストリーム広告を活用することで、収入減をカバーすることができました。インストリーム広告プログラムへの参加後には収益が65%増え、現在、Liveのインストリーム広告からの収益は全収益の半分を超えるまでになっています。

私のライブ配信中に広告が表示されると、視聴者がそれについて楽しそうにコメントしたり、表示された広告のスクリーンショットを撮影して、私に見せるためにページに投稿してくれたりします。「20秒のCMを視聴してあなたの家族をサポートできるのなら、好きなだけCMを流してください」と言ってくれたファンもいました。

このようなストーリーを聞くと、ライブ動画でのインストリーム広告の利用条件を緩和したことは正解だったと思います。以前まで、この収益化プログラムは完全招待制となっていました。

ライブ動画のインストリーム広告収益化プログラムに登録するには、オンデマンド動画の収益化プログラムの利用要件に加えて、過去60日間のライブ動画の再生時間が60,000分以上という条件を満たす必要があります。どちらの収益化プログラムでも、クロス投稿動画の再生時間やアップロード本数は加味されません。

オンデマンド動画およびライブ動画のインストリーム広告収益化プログラムの利用資格の確認とページの審査申請は、クリエイタースタジオから行うことができます。

スターでライブ動画を収益化

ライブストリーミングの広告には大きな収益力がありますが、Facebook Liveに元から組み込まれている交流のしくみも収益化にうってつけです。ここで活用できるのがスターです。ファンの愛に報いることを主な目的としたこのスター機能により、クリエイターとファンのつながりが以前にもまして強固になりました。

この6か月間に視聴者から動画クリエイターやゲーム配信者に送られたスターの数は月平均で10億個に上り、これは金額にして1,000万ドルに相当します。

例えば、IdressitalianことVincenzo Girasoliさんは、Liveを使ってイタリアのバーチャルツアーを慣行し、スターで収益を得ています。2020年5月から9月の期間にGirasoliさんにスターを送信した人の数は月平均で634人に達し、わずか1日で100万個を超えるスターを獲得した日もありました

ここでFacebookから発表があります。スター機能の認知度と利用率を高めるため、Facebookは今後数か月間で無料スターの配布に700万ドルを投じます。この期間、スターが有効化されているライブストリーミングの一部で、無料のスターを受け取れることがあります。このスターは、自分の存在のアピールやクリエイターとのつながりの強化、あるいはクリエイターの生活応援のために、各自の判断でお気に入りのクリエイターに送ることができます。

Facebookではスター機能の強化も行いました。以前はスター送信者にバッジが付くだけでしたが、現在はスターを使って送信したコメントが視覚的に目立つようになり、またLiveプレイヤー内に固定されて他の視聴者の目にも入るようになりました。さらに、クリエイターに贈ることができるバーチャルギフトも新たに導入されています。

現在15以上の市場で、Liveをメインに活動する動画クリエイターに対してスターの普及を迅速に進めています。招待が届いたら、モバイルデバイスでスター機能にアクセスしましょう。その後ライブ配信をしてスターを受け取ったら、コンピューターでクリエイタースタジオにアクセスし、アカウントの設定を完了させてください。スターの利用資格の確認と利用のお申し込みは、こちらから行うことができます。

スターは従来ライブストリーミング専用でしたが、数週間以内に短尺・長尺両方のオンデマンド動画でスター機能のテストを開始します。

有料オンラインイベントとファンサブスクリプションを拡大

Facebookでは2020年8月に有料オンラインイベント機能を導入しました。以来、この機能は飛躍的に成長し、Facebookにおける収益化の新たな柱となっています。Facebookページで開催されている有料オンラインイベントは、料理教室、コメディショー、ポッドキャストの公開収録、バーチャルツアー、メイク講座など多岐にわたり、顧客層の開拓と拡大、そして収益化へとつながっています。

コメディアンのDaphnique Springsさんは、コメディのライブショーをオンライン視聴を前提としたものに作り変えて有料オンラインイベントを開催した結果、予想を遥かに上回る成果を上げることができました。生のパフォーマンスをオンラインの観客に届けることで、収入減をカバーし、新たな層にリーチすることができたのです。

有料オンラインイベントは未来をくれました。Facebookのファンが世界中のどこにいてもライブショーを届ける機会を持てたことを本当に感謝しています。感染症が流行していてもいなくても、ライブで直接ショーを見に来ることができない人はたくさんいます。行列や、駐車料金、チケット代、ベビーシッター代の支払いなど、対面イベントで発生する困難を一切排除した形で、スタンダップコメディショーをコミュニティに届けることができました。素晴らしい経験でした。他のクリエイターにもこの機能を強くお勧めします。

現在、有料オンラインイベントを利用できる国はこちらの20か国です。数週間以内に、次の24の国と地域でもこの機能の提供を開始する予定です: アルゼンチン、オーストリア、バングラデシュ、ボリビア、コロンビア、デンマーク、エクアドル、エジプト、グアテマラ、香港、インドネシア、アイルランド、マレーシア、モロッコ、ニュージーランド、ペルー、ポルトガル、南アフリカ、スイス、台湾、タイ、フィリピン、トルコ、アラブ首長国連邦。

ファンサブスクリプション機能も大きく成長しており、世界中のクリエイターの安定的な収入源になっています。現在、Facebookクリエイターのアクティブなファンサブスクリプションは100万件を超えています。ファンサブスクリプション機能についても、今後数か月以内に提供国を拡大します。現在この機能を利用できるこちらの25以上の市場に加えて、次の10か国で提供を開始します: オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、アイルランド、ニュージーランド、ノルウェー、スウェーデン、スイス、トルコ。

有料オンラインイベントおよびファンサブスクリプションの両機能については、少なくとも2021年8月まではFacebookが収益の一部を徴収することはありません

クリエイターのための製品とツール

クリエイター向けの収益化ツールには、広告を利用するインストリーム広告プログラム、ファンからサポートを受けるためのファンサブスクリプション有料オンラインイベントスター機能、そしてタイアップ投稿を利用するブランドコンテンツブランドコラボマネージャがあります。これらの製品の中から自分の視聴者層とコンテンツのタイプに最適な製品を選び、自由に組み合わせることができます。

いずれの収益化プログラムを利用する場合も、パートナー収益化ポリシーコンテンツ収益化ポリシーに従う必要があります。これらのポリシーではFacebookのコミュニティ規定に加え、コミュニティ規定よりも範囲が広く水準が高い規定が、ページおよびページのコンテンツに対して適用されます。これは、収益化されたコンテンツが利用者にとって価値あるものであることを保証するためです。

クリエイターの皆さまがFacebookで成功を収められるよう、弊社はこれからもすべての収益化製品の強化に取り組んでいきます。Facebookの各種機能、利用に関するアドバイスとベストプラクティス、各製品の利用資格について、詳しくはクリエイタースタジオをご覧ください。

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