Facebookではこのたび、Facebookコミュニティ規定違反から学びを得やすくし、Facebook機能の利用を維持していただけるよう、クリエイター向けの新しいトレーニングを導入します。
間違いは誰にでもあることを、Facebookは理解しています。そのため、Facebookコミュニティ規定に初めて違反したほとんどの方を対象に、懲罰よりも教育に注力した新たなしくみを段階的に導入します。まずはプロフェッショナルモードの方を対象に、ただちに正式な警告を与えるのではなく、規定違反から学んでいただくための新たなトレーニングを提供します。
今後、コミュニティ規定に初めて違反したクリエイターには通知が届き、違反したポリシーに関するアプリ内の教育トレーニングを受講するよう促されます。受講すると違反者の記録から警告が削除され、その後1年間に新たな違反をしなければ、またトレーニングを受講して警告を削除できるようになります。
しかし、1年以内に再びポリシー違反を犯した場合は新たな警告を受け、その警告は削除できません。具体的には以下のとおりです。
初回の違反が削除されてから1年以内に2回目の違反があった場合、プロフェッショナルプロフィールに対して警告が発行されます。この警告は削除できません。
その後も違反があった場合、そのアカウントのリーチは縮小され、収益化の機会も制限されます。
人々が、サポートされていると感じながら安心してFacebookを利用できるよう、Facebookではポリシーを制定してコミュニティを保護しています。しかし、意図せずに違反してしまうケースがあることも理解しています。違反が通知されれば、不安になったり、場合によっては何らかの支障が生じてしまったりすることもあるかもしれません。特に、Facebookで収益を得ているクリエイターが、ペナルティーを科されて収益化ツールを利用できなくなった場合はなおさらです。
今後、クリエイターは違反を通知される際に、コンテンツが削除されたこととその理由を知らされ、該当する警告をアカウントから削除するチャンスを得られます。
Facebookは、ポリシーやルールを明確に示すことの重要性を理解しています。そうすることで利用者はそうしたポリシーやルールを順守でき、Facebookコミュニティの安全を守るためにも役立ちます。コンテンツがなぜ削除されたかを理解していただけるよう重点的に取り組むことは、再発防止にあたってより効果的であり、Facebookのアプローチの公平性だけでなく有効性も高められると考えています。
特に重要なコミュニティ規定(性的搾取を含むコンテンツの投稿、高リスクな薬物の販売、危険な組織や人物の賛美など)は、警告削除の対象外です。今後もポリシーに違反するコンテンツは削除します。
違反コンテンツを削除するというFacebookのスタンスは変わらないため、警告の削除が違反コンテンツの蔓延に重大な影響を及ぼすことはないと考えています。現時点では、この警告削除のしくみを利用できるのは、プロフェッショナルモードを使用している人のみですが、今後数か月かけて、対象範囲を拡大する予定です。